2016年1月1日

本家菊屋 茶釜の話

店頭で御城之口餅と一緒に召し上がっていただきます。
お茶のお湯を沸かすのに用いた茶釜が残っております。

現在は使用しておりいませんが、太平洋戦争以前からは有ったのは確かな様でございます。

戦時中、祖父が鉄砲の弾にするのに供出されるのを恐れ、屋根裏に隠したそうです。

16枚の菊花の紋がございますところから、拝領品かと思われます。
デザインが違っても戦時中の頃は勝手には使えなかったかと思われます。

撮影時にわかったのですが、下の木の台にはコマが付いており、移動出来る様になっております。

昔は街道筋を行きかう人々にお茶を振る舞ったことでしょう。